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「理学療法士はやめとけ」の実態は?実際の体験談や行うべき対策を紹介!

  • 理学療法士からの体験談や感想を聞きたい
  • 「理学療法士はやめとけ」の理由を知りたい
  • 失敗せず就職する為にすべき対策を知りたい

将来、理学療法士になりたい人で体験談や感想が気になるという人は多いのではないでしょうか?

仕事にやりがいを感じている理学療法士もいれば、中には「理学療法士はやめとけ」と感じている人もいます。

そこで本記事では「理学療法士はやめとけ」と言われる理由や体験談を紹介。

理学療法士になった後に後悔しないよう、事前に体験談やポイントをしっかりと確認しておきましょう。

》『理学療法士への就職で失敗しない為の対策』をすぐ確認

当記事ではSNSやクラウドソーシングを利用し、独自で募集した体験談をまとめています。
募集方法:クラウドワークス

目次

「理学療法士はやめとけ」と言われる8つの理由

まずは「理学療法士はやめとけ」と言われる8つの理由を紹介していきます。

  1. 給料が低い上に昇給が少ない
  2. 将来性が薄い
  3. 仕事量が多い
  4. 人数が増えすぎている
  5. 部署によっては残業が多い
  6. 業務後や休日を削って勉強会
  7. 退職金が少ない
  8. スキルアップしても給料は増えない

1. 給料が低い上に昇給が少ない

高い給料や昇給が欲しい方は、理学療法士に向いていないかもしれません。

なぜなら、理学療法士は給料が低い上に昇給が少ないからです。

2019年の「賃金構造基本統計調査」では、理学療法士の平均給与は次のようになっています。

スクロールできます
平均給与28.5万円
賞与約66.2万円
年収408.2万円
e-Stat

まとめると、理学療法士の給与は28.5万円、賞与は約66.2万円で、年収は約408.2万円です。

一方、国税庁によると平成30年の平均年収は441万円。

スクロールできます
平均年収
男性5,45万円
女性2,93万円
441万円
平成30年分民間給与実態統計調査結果

理学療法士の平均年収より約30万円多いことが分かります。

昇給額は職場で異なりますが、大体1,000円~5,000円ほどです。

長く働いても昇給が少ないため、実質的に手取りも増えにくい仕組みとなっているのです。

そういった面から「理学療法士はやめとけ」という声が多いのも事実です。

2. 将来性が薄い

実は理学療法士は将来性が危ぶまれている職業でもあります。

なぜなら、ご紹介したように給料が低く、昇給も少ないという現状があるからです。

年収408.2万円は単身なら問題なく安定した暮らしができる額。

ですが、将来的に家庭を持ち子どもが産まれた場合、この年収だけでは生活が苦しくなる可能性があります。

実際、1人の子供を20歳まで育てるのに2,700~4,100万円かかると言われています。

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また、年収や昇給は上がらない為、どうしても仕事のモチベーションも上がりません。

そういった意味もあり「理学療法士はやめとけ」という声も多く聞かれます。

ちなみに、最近はAIがリハビリを行う事例も増えてきています。

その為に理学療法士の需要が徐々に減る可能性も否めず、将来性が危ぶまれています。

3. 仕事量が多い

「仕事量が少ない職業がいい」という方も、理学療法士には向いていません。

なぜなら、理学療法士は仕事量が多いからです。

理学療法士の主な仕事内容は次の通りです。

  • リハビリのサポート
  • 患者の治療
  • 書類作成(計画書やカルテなど)
  • 生活指導
  • カンファレンス
  • 勉強会への参加

職場によってはこのような業務の他に書類やデータ整理などを依頼されることも。

直属の上司の依頼をなかなか断れず、結果昼休み返上で雑務をするなんてことも多いです。

勤務時間内に行う仕事量の多さから「理学療法士はやめとけ」という意見も多いのが現状です。

4. 人数が増えすぎている

「理学療法士はやめとけ」と言われる理由4つ目は、「人数が増えすぎているから」です。

厚生労働省が公表したデータでは次のような結果となっています。

理学療法士・作業療法士の需給推計について

このように、2022年現在は需要と供給に大きな差は見られません。

ですが、2028年ごろになると考えられる需要パターン以上に供給が上回っています。

推計では需要も年々増加していますが、それ以上に理学療法士が増加。

理学療法士は人気職なので、需要以上に供給が多いと就職や転職は今以上に厳しくなります。

こういった点からも「理学療法士はやめとけ」と言われることが多くなっているのです。

5. 部署によっては残業が多い

「なるべく残業したくない」という方も理学療法士には向いていません。

なぜなら、理学療法士は部署によって残業が多い職業だからです。

理学療法士の残業時間は、厚生労働省が集計した「賃金構造基本統計調査」で確認することができます。

超過実労働時間数
理学療法士・作業療法士5時間
e-Stat

残業は「5時間」と短いような印象を受けますが、部署によってサービス残業が多い。

理学療法士は基本的に勤務時間中にリハビリや治療に当たります。

その一方で、患者のカルテを毎日作成する必要もあります。

仮に勤務時間中リハビリに追われていたとしたら、カルテの作成は当然残業。

病院など患者の数が多かったり、人員が少ない部署の場合は、カルテの作成にかなり時間がかかります。

このような理由もあり、「理学療法士はやめとけ」という声も多いのです。

6. 業務後や休日を削って勉強会

「業務後や休日まで仕事のことを考えたくない」という方は、理学療法士には向きません。

なぜなら、理学療法士はみんな業務後や休日に勉強会に参加することも多いからです。

仮に病院に勤務していた場合、勉強会は月に1~2回あるのが当たり前です。

勉強会への参加は任意で欠席しても良いですが、出席しないと「勉強していない」という烙印が押されます。

周りの理学療法士は参加しているため、なかなか休むことが出来ないのが現状。

実際、勉強会への参加が評価に繋がることも多いです。

勉強会への参加は自費の場合が多く、当然残業代も出ないことが多い。

理学療法士にはこういった大変さもあり「理学療法士はやめとけ」と言われることも多いです。

7. 退職金が少ない

「退職金が多い職場で働きたい」という方も、理学療法士は向いていません。

なぜなら、理学療法士は退職金の支給率0.5~1.9と低いからです。

退職金の計算方法で一般的なのは「退職金算定基礎額×支給率」ですが、支給率が低いため支給額も少なくなります。

中には、30年以上勤めたのに1,000万円に満たないことも。

短期間で退職する場合や小規模の施設に就職した場合は退職金がないこともあるため注意が必要です。

退職金制度がある企業の割合は、企業規模によって異なります。

退職給付(一時金・年金)の支給実態

企業規模が少なければ少ないほど退職金が支払われない可能性が高くなります。

退職金のことも考えるなら、就活の際企業規模をしっかり確認しておく必要があるでしょう。

8. スキルアップしても給料は増えない

「努力した分だけ給料を上げて欲しい」という方も、理学療法士には向いていません。

なぜなら、理学療法士はスキルアップしても給料が上がらない職業だからです。

これは、理学療法士がどうやってお金を得ているのか、そのシステムに原因があります。

理学療法士が業務上守らなくてはならないシステムは次の通りです。

  • 1単位20分の「リハビリ単位」が仕事の指標
  • 1日24単位まで
  • 1週間108単位まで
  • 1単位の点数は疾患ごとに決まる
出典元:日慢協BLOG

このように1日や1週間でできる単位数が限られているため、どうしても利益には繋がりにくいのです。

勉強会に参加してスキルを身につけても、単位の上限が決められている以上給料は変わりません。

こういった理由から「理学療法士はやめとけ」と言われることも多いのです。

「理学療法士はやめとけ」に当てはまらない人の特徴とは?

次に、「理学療法士はやめとけ」に当てはまらない人の特徴を紹介します。

  • 安定した給料がもらえる職に就きたい
  • 人から感謝される仕事をしたい
  • 人とのコミュニケーションが好き
  • 夜勤をせずに働きたい

安定した給料がもらえる職に就きたい

安定した給料がもらえる職に就きたい場合は、「理学療法士はやめとけ」に当てはまりません。

なぜなら、理学療法士は基本減給なしで、安定した収入を得られるからです。

就職できた場合は自分から辞めない限り働き続けることができますし、安定した生活が可能。

理学療法士は「国家資格」というのも大きな強み。

仮に何らかの実情で退職しても、再就職がしやすいのも特徴です。

通常、再就職した場合は正社員ではなかったり、給料が安くなることも多いです。

ですが、理学療法士なら転職前と同じくらいの安定した給料をもらうことができます。

安定した収入をもらい、不安なく生活したい方は、理学療法士のような仕事がおすすめですよ。

人から感謝される仕事をしたい

人から感謝されたいなど、やりがいを求めて仕事をする方も「理学療法士はやめとけ」に当てはまりません。

なぜなら、理学療法士は患者をはじめ多くの方と関わる仕事で、人から感謝されやすいからです。

理学療法士は仕事上、医師や看護師など多くの人と関わりながら仕事をします。

患者とは20~60分リハビリを通して接するため、より深い信頼関係を築くことができるのです。

時には不安や苦情をぶつけられ、それが辛いと思う方もいるでしょう。

ですが、辛抱強く接していくことで患者から少しずつ信頼されるようになります。

人と関わる中で「やりがいを感じたい」「感謝されたい」と思っているなら、理学療法士はまさに天職です。

人とのコミュニケーションが好き

人とのコミュニケーションを取ったり会話することが好きな方も「理学療法士はやめとけ」に当てはまりません。

なぜなら、理学療法士は多くの人と関わり、協力し合うことが多いからです。

理学療法士は、主に次のような専門職の方と関わります。

  • 医師
  • 看護師
  • 介護福祉士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 社会福祉士
  • ケアマネージャー

多方面の専門職の方が関わることで、患者の些細な変化や問題点を見逃さず、適切に対応できます。

あらゆる専門職の方としっかり報連相ができるかどうかは非常に重要なポイント!

また、コミュニケーション力は患者と信頼関係を深める上でも欠かせません。

会話を通じて患者に心を開いてもらえれば、その後のリハビリもスムーズに進むでしょう。

さらに、問診を通じて患者も気付いていない問題点を見つけられることも。

患者の状態から問題点を模索し、解決策を見出すのはコミュニケーション力があってこそできることなのです。

夜勤をせずに働きたい

「夜勤をせずに働きたい」という方も、「理学療法士はやめとけ」に当てはまりません。

なぜなら、理学療法士の仕事は、基本的に患者が起きている日中に行うことが多いからです。

理学療法士の勤務時間は、大体9:00~17:00で、昼休憩が1時間あります。

中には人手が足りずサービス残業があるところも。

施設見学などを通じて、自分に合った病院や施設をしっかり探していきましょう。

基本的に日勤の時間に働く理学療法士ですが、例外もあります。

介護業界は介護保険法の枠組みで勤務するため、人手が足りないと介護職を行うこともある。

このような職場の場合は夜勤も大いにあり得るので、留意しながら就活を進めていきましょう。

また、仮に夜勤があった場合、任意で深夜手当が支払われることもあります。

収入が増えるのは夜勤のメリットですが、生活リズムが崩れて体調を崩すリスクもあります。

夜勤はなるべくない方がいいという方は、採用時に確認しておくと良いでしょう。

「理学療法士はやめとけ」と感じた体験談や感想

ここでは、「理学療法士はやめとけ」と感じた体験談や感想を紹介していきます。

  • サービス残業が増えて辞めた
  • 学生のようなレポートを作成する必要がある
  • 患者と看護師・介護士の板挟みになることがある
  • 体力的に定年まで働く自信がない
  • コミュニケーションで疲れる
  • サービス残業がある
  • 年収が少ない

サービス残業が増えて辞めた

(30代前半|男性)
辞めた方がいいと感じる時は、給与がとても上がりにくいことです。どれだけ患者さんをリハビリをしたところで、健康保険・介護保険内で実施していることなので報酬は一定です。そのため昇給はほとんど見込めないことです。その上国の制度が厳しくなっていき書類業務はどんどん増えていきます。その書類業務も残業にはならず、サービス残業になっていることがほとんどです。それだけ頑張っても昇級はしないのに、意味があるのかわからない書類業務の為に残業は増えていきわたしはやめました。

学生のようなレポートを作成する必要がある

(20代後半|女性)
理学療法学生は、病院実習などでレポートを作ったり症例発表などを行いますが、仕事が始まってもそれはずっと続きます。総合病院で働いていた時は、年に3〜4回症例発表をしなければならず、日中は通常のリハビリをして自宅に帰ってレポートを作成し、先輩に見てもらっていました。一つのレポートでだいたい1.5ヶ月程度かかっていましたので、自由な時間はほぼありませんでした。勉強会なども強制参加であるにも関わらず残業の扱いにはなりません。患者の人生を預かるようなものですので、日々勉強は当たり前なのかもしれませんが、やりがい搾取な職場も多いので、仕事ばかりになりたくない方は、難しいかもしれません。

患者と看護師・介護士の板挟みになることがある

(30代後半|女性)
私が回復期の病院で勤務していた頃に、1人の患者様の担当を持ちました。その方はリハビリに対して意欲が無く、リハビリの拒否が続いていました。「やりたくないって言ってるだろ」と怒鳴られてしまうことも多かったです。しかし、周りの看護師や介護士の方からは、「早くリハビリして、退院できるようにしようよ」と言われることもありました。病棟でも怒鳴ったり、暴言を吐くことが多かったようです。その状態は退院まで続き、なかなか機能は回復せずに退院となりました。理学療法士としての努めを出来ないもどかしさもあり、辞めたいと感じました。

同じ日々の繰り返しに感じてしまう

(50代前半|男性)
 私が理学療法士はやめた方がいいと感じたのは、同じ日々の繰り返しが続き変化がなくなってしまうことへの物足りなさと自分の無力さを痛感するからです。
 私が現在勤めているのが、整形外科の患者様が多く来院される病院です。担当患者さんは固定で毎日同じ患者様を診ます。同じ患者様を診られることで、継続したアプローチは行えるものの、毎日の変化が少なく、また特に整形外科の手術後の患者様であるとリハビリテーションを行うとよりスムーズに日常生活復帰が行える可能性が高くなりますが、理学療法士が関わらなくても時間の経過によって良くなっていく点も多くあると感じています。そのため自分の無力さも感じています。
 病院や分野が異なれば、上記のような思いは出てこなかったかもしれませんが。

体力的に定年まで働く自信がない

https://twitter.com/dokka_no_dare/status/1488352934295339010

コミュニケーションで疲れる

(20代後半|女性)
私は理学療法士を辞めたいと思ったことはありません。
ですが、やはり社会で働くということは、その社会のルールがあり、様々な考えを持った方々と接しなければなりません。
その点においては、馬の合わない医療関係者がいたり、全くやる気のない患者さんがいたり、男尊女卑のような考えの高齢の患者さんがいたりと、様々な面において大変な思いはしてきました。
そのような人と毎日顔を合わせなければならないこともあるかと思います。自分1人で抱え込まずに、周りの先輩などに打ち明けられるような環境があればストレスは多少軽減されるのではないかと思います。

サービス残業がある

年収が少ない

(30代前半|女性)
理学療法士を辞めたい。と思ったことは給料の面であります。回復期病棟に長年勤務しているのに昇給はわずか。街で見かけるマッサージ店と時給も同じくらいかそれ以下。8年勤めて回復期病院を退職しましたが、退職金は一般企業の退職金相場の1/3以下でした。
理学療法士は医療職の中で立ち位置的にはあまりお給料の良い職業とは言えません。国家資格の割には他の一般企業のサラリーマンと同等か、同等以下の給料しか貰えないところが一般的です。その為、理学療法士として稼ごうと思うと、技術を習得して勉強会を開き、その収益を得るか、管理職になり昇給するか、自費リハビリを提供する店舗を出すか。等選択肢が限られてきます。更に開業権を認められておらず、保険診療が行えません。その為せっかく資格を取ったのに、開業して「理学療法士」と堂々と名乗って営業は行えません。自費での営業はかなりの知識とスキルがないとそれ一本で食い繋ぐことは難しいでしょう。
共働きの家庭が一般的とはなってきましたが、理学療法士で配偶者一人、子一人を養っていくにはかなり大変です。その為理学療法士以外の他の医療系の資格を取ればよかった、と後悔することもあります。

https://twitter.com/PT252525/status/1592628595146764288

「理学療法士で良かった」と感じた体験談や感想

ここでは、「理学療法士で良かった」と感じた体験談や感想を紹介します。

  • 患者の生活を変えることができ、やりがいを感じた
  • 患者やその家族に感謝される
  • 他人に期待される

患者の生活を変えることができ、やりがいを感じた

(30代前半|女性)
私は理学療法士免許を取得した後回復期病院に就職し、勤務していました。理学療法士になって良かったと感じたのは経験年数が3年経った頃です。
新人の頃は、自分の治療が患者さんの為になっているのか実感があまり湧かず、やりがいも感じられぬまま業務に追われる日々が続いていました。
そんな時、ある担当の患者さんからこのような言葉をかけてもらえました。
その方は、下肢骨折術後のお婆さんでした。足の痛みが強く、毎日眠れない日を過ごされていました。
「○○さんに足を触ってもらった後、とても痛みが楽でね。久しぶりに良く眠れたの。とっても感謝しているわ。」
その時に自分が行った事に対して、相手の生活がより良いものに変化し、感謝された。という事実に喜びとやりがいを感じました。
人は社会において誰しも心の隅では人から必要とされたいと思い、それが自分の為になったりするものだと私はその時そう思いました。自分の治療によってその人の身体が良い方向に変化し、生活が変わった時にこそやりがいを感じる瞬間を得られると思います。

(20代後半|女性)
回復期病棟に勤めていたときは、脳外科の患者さんを担当することが多くありました。
脳出血で重度の麻痺が残り、コミュニケーションがうまく取れず、寝返りや起き上がりもお一人ではできないため、おむつを使用していた方を担当したことがありました。
介助量がとても多く大変ではありましたが、毎日立つ練習を行なっていたところ、徐々に手すりを使ってお一人で立っていられるまでになり、最終的にはお手洗いに行かれるようにまでなりました。
何に対しても無頓着な方でしたが、お手洗いへ行くという日常生活で当たり前のように行なっていたことはしっかりと記憶に残っていたようで、トイレットペーパーをご自分で取ろうとするなどの動作が見受けられました。
一見何を思っているのか分からない方でも、ご自身でしたいこおがあるかもしれません。身体能力を改善することは理学療法士の技量はもちろん、患者さんの気持ちも大切になってきます。少しでもその手助けができるよう努め、何かできるようになることがあった際には一緒に喜べる素敵な職業だと思います。

患者やその家族に感謝される

(20代後半|女性)
デイサービスで機能訓練士として働いていた際、利用者様の身体機能を評価し、脳血管疾患の症状が出ていると判断しました。しかし、ケアマネジャーや本人、家族は気付いて居なかった為、早急に受診するよう勧め、遅くはなったものの正しく治療を受けることができ、ご家族に大変感謝されました。自分や身の回りの人が、何かの疾患に罹患した時も、知識があれば身体機能の変化にも気付けますし、いざというときに自分の知識や経験が大切な人の命を助けることになるかもしれないと感じました。

(30代後半|女性)
私は回復期の病院に勤務していました。初めて担当した患者様が「自分で歩きたい」というリハビリの希望あり、意欲的に取り組んでいました。なかなかリハビリが思うように進まず、精神的に落ち込むこともありましたが、少しずつ機能が回復し退院のときは自分で歩いて帰りました。退院時には「あなたと一緒にリハビリできてよかった」と言ってもらえて嬉しかったです。少しずつ出来るようになることを一緒に近くで分かち合えることにやりがいを感じました。

(30代前半|男性)
理学療法士になってよかったなと感じたことは「ありがとう」と直接貰えることです。わたしたちは身体機能に困っている方にアプローチしていく仕事です
例えば「膝のこの部分が良くないので、この運動をしましょう」と患者様にお伝えして、次お会いした時に「あの運動をしてすごく楽になった、ありがとう」と直接言ってもらえるわけです。自分がお伝えしたことでその人に変化をもたらすことができ元気にすることができます。この時にや理学療法士になって良かったと感じる部分です

(50代前半|男性)
 私が理学療法士になってよかったと感じることは、患者様に信頼されることと感謝されることがあるところです。患者様に信頼されるためには勉強は欠かせませんし、気を遣わないといけないこともたくさんあると思います。しかし、その頑張りは患者様にも徐々に伝わっていきます。
 私の経験では、性格が頑固な方を担当した際に、最初は「自分より若い奴の話なんて聞くか」と言われ「歳のせいにされると何もできないな」と感じてしまい落ち込みました。しかし、受け入れられない理由が他にあるのではないかと考え、伝わりやすい説明以外に専門的な用語を出して伝えてみました。すると、その方は「若いのによく勉強してるな」と言ってくださいました。それをきっかけに信頼関係を築くことができ、無事、退院を迎えられました。退院の際に患者様より「ありがとう」という感謝の言葉をいただいたときは理学療法士になってよかったなと強く感じました。

他人に期待される

https://twitter.com/connect20198/status/1141318427404988416?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1141318427404988416%7Ctwgr%5Edbe8e0317388c1da3b3457378bab625a1c47018f%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fmoney-rehabilitation.com%2Fphysical-therapist-stop-reason-five-commentary%2F

理学療法士への就職で失敗しない為に行うべき対策5選!

最後に、理学療法士への就職で失敗しない為に行うべき対策を5つ紹介していきます。

  1. 就職相談サービスで理学療法士の現状を探る
  2. 実際に働いている理学療法士の先輩方に話を聞く
  3. 多くの病院や施設の理学療法士を見学
  4. 介護士のアルバイトとして働いてみる
  5. SNSで理学療法士のユーザーに相談

就職相談サービスで理学療法士の現状を探る

就職に失敗・後悔しない為に一番有効なのは「就職相談サービス」を利用することです。

無料で利用できるおすすめの就職相談サービスは以下の通りです。

スクロールできます
サービス名就職Shopキャリアスタートキャリアチケットスカウト
対象者18~30代の方新卒学生就職・再就職を希望される方
対応エリア全国全国全国
対応分野就職相談~企業への就職支援就職相談~企業への就職支援個人と企業のマッチングでの就職
利用費用無料無料無料
公式サイト詳細を確認詳細を確認詳細を確認

このようなサービスは就職先の人間関係などの情報も把握している場合も。

その為、事前に相談することで入職前後のギャップを少なくすることが可能となります。

実際、多くの人が入植後にギャップを感じているというデータも出ています。

出典元:PR TIMES

就職に失敗・後悔しない為にはこのようなサービスを積極的に利用することが大切です。

実際に働いている理学療法士の先輩方に話を聞く

理学療法士の就職で失敗したくない方は、実際に体験している人に話を聞くのが一番です。

大学や短大、専門学校の先輩と連絡が取れるなら、連絡をして直接会うのがおすすめ。

先輩と会う時は、事前に聞くべきことをリストアップしておくと聞き忘れることはありません。

  • 仕事内容
  • 給料や昇給、賞与のこと
  • 休日のこと
  • やりがいがあること
  • 大変なこと
  • 心がけておくべきこと

業界にいる先輩と会えば、「この施設今求人出してたよ」と教えてもらえることもあります。

また、就活でのアドバイスをしてもらうこともできるでしょう。

身近に理学療法士がいるという方はぜひ連絡を取ってみてください。

多くの病院や施設の理学療法士を見学

就職で失敗したくないなら、就活を始める前に多くの病院や施設を見学するのもおすすめです。

この時のポイントは「複数の病院や施設を見学すること」。

理由は、比較することで施設ごとの設備や理学療法士の仕事振り、空気感などがより分かるからです。

施設を見学する時は、次のような項目をメールに記載するのがポイント。

  • 件名 ※「見学(理学療法)」のご相談です」など
  • 見学の理由
  • 希望日時
  • 所属や氏名、連絡先

OKの場合も断られた場合も必ず返信しましょう。

また、見学をさせてもらった後は、お礼のメールも忘れないようにしてくださいね。

介護士のアルバイトとして働いてみる

本格的に利確療法士になりたいなら、施設の介護士のアルバイトとして働くのもおすすめです。

なぜなら、アルバイトは現場に立つのが基本だから。

直接患者と触れ合えるので、実践的な仕事のスキルを肌で学ぶことができますよ。

アルバイトをすれば理学療法士をはじめとした関連のある方の仕事振りも見て勉強可能。

実務を通して自分の経験値を着実に高められますし、就職後即戦力になれるでしょう。

ちなみに、アルバイトをしていることを面接などで伝えられれば、熱意が伝わり有利になることも多い。

将来的に理学療法士になりたくて、時間的にも余裕があるならぜひアルバイトにも挑戦してみてください。

SNSで理学療法士のユーザーに相談

就職で失敗したくないなら、SNSで理学療法士のユーザーを探して相談するのもおすすめです。

なぜなら、リアルな新しい知り合いを探すよりSNSで探した方が圧倒的に早く見つかるからです。

Twitterなどで「♯理学療法士」と検索すれば、現場の理学療法士と繋がることが可能。

ネットだとお互い顔を知らないため、それがデメリットのように感じる方も多いと思います。

ただ、リアルな知り合いではないからこそ、本音の意見が聞けることも多い。

また、見学やアルバイトは時間がないと難しいですが、SNSならスキマ時間で効果的に情報収取できます。

特にTwitterは最新情報(トレンド)を知ることもできて就活や仕事に役立つことも多いです。

今まさに就活中という方は、ぜひSNSも活用してみてくださいね。

「理学療法士はやめとけ」でよくある質問集

「理学療法士はやめとけ」でよくある質問をまとめています。

  • 理学療法士の平均勤続年数はどのくらい?
  • 理学療法士は何歳まで働ける?
  • 理学療法士にイケメンが多いのはなぜ?

理学療法士の平均勤続年数はどのくらい?

理学療法士の平均勤続年数は約6年となっています。

スクロールできます
勤続年数(年)
男女平均理学療法士・作業療法士6.2
男性理学療法士・作業療法士6.1
女性理学療法士・作業療法士6.3
出典元:2019年賃金構造基本統計調査

男性の方が勤続年数が低いのは「収入やスキルアップ目的」で転職する人が多い為です。

実際、新人理学療法士のアンケートでは約1/4の職員が「給料が少ない」と回答しています。

出典元:PTOTSTワーカー

給料が少ないことで約6年ほどで別業界へ転職する人が多いという事になります。

理学療法士は何歳まで働ける?

理学療法士の資格自体に定年は定められていない為、何歳までも働くことは可能です。

ただ、病院や施設で働いている場合は、その組織内で定年が決められていることが多いです。

組織によって、定年年齢は異なりますが、「60~65歳」で設定されている組織が多い。

ただ、現在は「継続雇用制度」がある為、定年を迎えても本人が希望すれば65歳まで働くことが出来ます。

理学療法士にイケメンが多いのはなぜ?

職場によりますが、理学療法士のイケメン率は高いです。

理由としては以下の事が考えられます。

  • 男性が多い
  • リハビリ職員は若い世代が多い
  • スポーツ経験者が多い

以下のデータからも分かるように、理学療法士は若い男性が多いのは事実です。

日本理学療法士協会

スポーツができる男性はイケメン率が高いです。

スポーツのけがなどがきっかけで理学療法士を目指す人が多い為、必然的にスポーツ経験者が多くなります。

「理学療法士はやめとけ」という意見は人によって異なる

今回は「理学療法士はやめとけ」と言われる理由を中心に紹介しました。

人によっては「理学療法士はやめとけ」という意見もありますが、その人の性格や職場によって左右されます。

本記事で紹介した「理学療法士はやめとけ」と言われる理由を以下の通りです。

  1. 給料が低い上に昇給が少ない
  2. 将来性が薄い
  3. 仕事量が多い
  4. 人数が増えすぎている
  5. 部署によっては残業が多い
  6. 業務後や休日を削って勉強会
  7. 退職金が少ない
  8. スキルアップしても給料は増えない

今後「理学療法士として働きたい」と考えるのであれば、本記事で紹介している対策を行っておきましょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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