- 「林業はやめとけ」の理由を知りたい
- 林業している人の体験談を聞きたい
- 失敗せず就職する為にすべき対策を知りたい
林業を目指したい方の中には「実際の体験談や感想を知りたい」を考える人は多いのではないでしょうか?
体験談の中には肯定的なものもあれば「林業はやめとけ」などの否定的な意見もあります。
そこで本記事では「林業はやめとけ」と言われる理由を詳しく紹介します。
林業の道に進んだ後に後悔しないよう、事前にやめとけと言われる理由や対策を確認しましょう
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「林業はやめとけ」と言われる7つの理由
最初に、「林業はやめとけ」と言われる7つの理由を紹介します。
- 怪我して当たり前な現場で作業
- 超きつい肉体労働なのに安月給
- 人間関係がきつい場合もある
- 林業経営の課題が非常に多い
- 周りの人に感謝されにくい
- 年間30人以上の人が事故で亡くなっている
- 場所によってきつさが全く異なる(天候の影響)
1.怪我して当たり前な現場で作業
「怪我をする恐れがある仕事には就きたくない」という方は林業には向いていません。
なぜなら、林業は他の職種と比べて圧倒的に怪我をする可能性が高いからです。
林野庁がまとめた「林業における労働災害発生の推移」は次の通りです。
見てみるとわかる通り、平成11年と比べると年々減少傾向となっています。
それでも令和3年に死傷災害に見舞われた人は1,235名とかなり多いのが現状。
林業の仕事は危険と隣り合わせという事が分かりますね。
林業では以下のような危険性が潜んでいます。
- 漆でかぶれる
- 蜂に刺される
- 野生の動物と遭遇して襲われる
- チェーンソーや芝刈り機での怪我など…
道が悪く、急斜面で滑落する恐れもあるなど、天候によってリスクも大きくなります。
このような理由から「林業はやめとけ」という声も多く寄せられているのが現状です。
2.超きつい肉体労働なのに安月給
「安定した給料が欲しい」という人も林業の仕事はやめておいた方がいいでしょう。
その理由は、林業はかなりきつい肉体労働を強いられる一方で安月給だからです。
林業の平均年収は会社や組合によって異なりますが、大体350万円前後だと言われています。
一方、日本平均給与は443万円となっています。
比較するとかなり下回っているのがわかりますよね。
給与所得者数は、5,270万人(対前年比0.5%増、25万人の増加)で、その平均給与は443万円(同2.4%増、102千円の増加)となっている。
引用元:国税庁
林業と日本の平均年収を年代別に比較すると次のような結果となります。
図の青色が林業で、すべての年代が日本の平均を下回っています。
かなりの肉体労働をする一方で、低収入なのは大きなデメリット。
独身のうちは良いですが、家庭を持った後はある程度収入に余裕を持ちたいものです。
先々のことを考えて収入面を気にする人は「林業はやめとけ」という言葉を受け止めた方がいいでしょう。
3.人間関係がきつい場合もある
「良い人間関係が築けるところがいい」という人も、林業以外の仕事に就いた方が無難です。
なぜかと言うと、林業は職場によって人間関係がきついことがあるからです。
林業にどのような人が勤めているのかは職場によって異なるが、組合に勤める場合は大学出身者が多い。
個人で林業の会社を立ち上げたという場合は、頑固で職人気質な人の場合も。
田舎に移住して林業に携わる場合は、家族ぐるみの付き合いになることも少なくありません。
近い距離で働くことも多いので、一度人間関係がこじれるとかなり面倒なことになります。
その為、人間関係の煩わしさが原因で辞めていく人も少なくないのです。
このような現状もある為「林業はやめとけ」という声も多く寄せられているのです。
現に、新卒の人が1年以内に転職する理由として挙げているのは「人間関係が悪い」が最も多いです。
4.林業経営の課題が非常に多い
「将来性が高い仕事に就きたい」という人にも、林業の仕事はおすすめしません。
理由は、林業経営には課題が非常に多く、将来性が乏しいからです。
日本の林業の基本作業は「人」が行います。
苗木の運搬や植え付け、立木の計測などは手作業で行うことが多く、大きな労力がかかります。
売上もありますが経費もかなり発生する為、補助金に頼らないと経営が成り立たないことも多い。
木材の販売収入に対し、伐採から再造林、保育の経費は高いまま。
このような中で今後の林業は衰退する恐れもあると懸念されています。
さらに、林業は若者離れが進んでいて高齢化しています。
職人気質の上司についていけないと離職者も多く、人材育成の面でも課題が多いのです。
以上の点から、将来性を考えるなら「やめとけ」という声を受け入れた方がいいでしょう。
5.周りの人に感謝されにくい
「周囲から感謝されたい」という人も、林業の仕事には向いていません。
なぜなら、林業の仕事は一定数理解してくれない人もおり、感謝されにくい仕事だからです。
内閣府のデータでは「木材を利用すべきではないと思う理由」として次の内容が挙げられています。
断トツで多いのは「森林破壊に繋がる印象がある」というもの。
ですが、林業は長期間木を育て、持続可能な森林の生態系を作るという大事な役割があります。
こういった林業の仕事も深く知られていない為、周りから感謝されにくくなっているのです。
また、林業の仕事を目の当たりにすることは多くの人にとってほぼありません。
客商売などと比べると、対面で「ありがとう」と言われることはかなり少ない。
人から感謝されるのが好きな人は、林業の仕事でやりがいを感じるのは難しいでしょう。
そういう人は「やめとけ」という言葉を受け止めて、別の仕事を探した方が無難です。
6.年間30人以上の人が事故で亡くなっている
「命を危険に晒したくない」という人は、林業の仕事はやめておいた方がいいでしょう。
その理由は、林業は他の産業以上に多くの死傷者が出ている職業で亡くなる人もいるからです。
林野庁がまとめたデータによると、令和3年に林業労働災害で亡くなった方は次の通りです。
事故の原因の6割以上は、伐木作業中によるもの。
令和3年の死亡者数は少ない方で、年度にとっては、40名、50名を超えたこともあります。
年々林業の死傷災害は減少していますが、危険と隣り合わせであることは間違いありません。
林業は、常に緊張感を持っていなければ務まらない仕事。
怪我はもちろん、命の危険まであるのが林業の現実。
その為「林業はやめとけ」と言われることも多いのです。
7.場所によってきつさが全く異なる(天候の影響)
きつさが日に日に変わるのが嫌という人も、林業以外の仕事に就いた方が無難です
なぜかと言うと、林業の仕事は基本屋外で天候の影響を受けやすいからです。
真夏は炎天下で下刈、冬は積雪がもの凄い場所で作業を行うこともあります。
人里離れた場所で作業することが多い為、ハチやヘビ、熊、サルなどが出るところも。
若い頃ならまだしも、40代、50代になると年々辛さは増して、仕事がきつく感じるようになるでしょう。
林業は従事する地域の環境によって仕事内容やきつさが全く異なります。
ただし、1つ言えるのは「それぞれの場所で大変なことはある」ということ。
林業ならではの屋外の仕事に抵抗があるなら「やめとけ」という言葉を受け入れた方がいいでしょう。
「林業はやめとけ」に当てはまらない人の特徴とは?
「林業はやめとけ」に当てはまらない人の特徴を紹介します。
- 自然の中で仕事することが好き
- 技術やスキルの成長に楽しみを感じられる
- 体力や筋力に自信があり、体を動かすのが好き
- 田舎暮らしに憧れがある人
自然の中で仕事することが好き
自然の中で仕事をしたい人は「林業はやめとけ」に当てはまりません。
なぜなら、林業の仕事は基本屋外で、自然の中で行うからです。
林業の仕事はハチなどの虫と遭遇することもしばしば。
晴れていたのに突如雨が降るといった気候の変化も、当たり前のようにあります。
このような状況下でも気にせずに働けるなら、林業の仕事はまさに適任。
自然の移り変わりの中で働くことに、やりがいを持つことができるでしょう。
林業の仕事は、木材用の木を伐採します。
さらに、枝を落として木を間引きしたり、苗木を植えて森を育てていきます。
森は良い木材や水を生み出すだけではなく、土砂災害を防ぐこともできるのです。
林業の仕事において「木を育てる」のはもちろん大切です。
それ以上に林業従事者は「森や自然が好き」「自然を育てたい」という使命感を持っています。
こういった自然への想いに共感できるなら、ぜひ林業の仕事にチャレンジしてみてください。
技術やスキルの成長に楽しみを感じられる
様々な技術を習得し、スキルアップしたい人は「林業はやめとけ」に当てはまりません。
その理由は、林業は仕事を通して様々な技術やスキルを身に付けて成長を感じられるからです。
林業には様々な仕事がありますが、特に多いのは木の伐採や伐倒。
これらの業務は技術が上がれば上がるほどうまくできるようになります。
そういった自分の成長を感じながら仕事ができるので、モチベーションも上がります。
さらに、技術やスキルが身に付けば作業効率も上がるので、収入がプラスになることもあるでしょう。
また、仕事では木の種類や土の状態、効率良く草を刈る方法を知れるなど、細かい点でスキルアップできます。
力仕事なので体力も養うことができますし、仕事を通じて体を鍛えられます。
こういった技術やスキルの習得、仕事への楽しさを感じられると思うなら、林業の仕事はまさにピッタリ。
「楽しそう」「自分に向いている」と思う人は、ぜひ林業の仕事を志してみてください。
体力や筋力に自信があり、体を動かすのが好き
体力や筋力に自信があり、体を動かすのが好きという人も「林業はやめとけ」に当てはまりません。
なぜかと言うと、林業は基本的に体力勝負の仕事だからです。
林業は、仕事柄木を伐採する為、重たい道具を持つことが多いです。
特に重量があるのはチェーンソー。
重さにして10㎏近くある機械を、軽々と持ちながら作業しなければなりません。
短時間なら「頑張ればできる!」と思う人もいるかもしれません。
ですが悪天候の日にもこのような作業を長時間するとなると、体力的にはかなりしんどい。
さらに、これらの作業は山の斜面で行うことも多い為、立って持つだけでも一苦労です。
林業の仕事は、かなり体力を使う力仕事ですが、その分仕事が終わった後の達成感は格別です。
体力に自信があるという人は、ぜひ林業の仕事を目指してみてはいかがでしょうか?
田舎暮らしに憧れがある人
田舎暮らしがしたい人も「林業はやめとけ」に当てはまりません。
その理由は、林業に従事している人の中には田舎に移住している人も多いからです。
林業は多くの自然がある地域で行う為、林業会社や森林組合も、自然豊かな田舎にあることが多い。
現在は「地域おこし協力隊」という地方外の人材を受け入れる制度が積極的に行われています。
この地域おこし協力隊は各自治体が応募しています。
地域によっては林業関係の仕事も多く、憧れの田舎暮らしを楽しみながら働くことができます。
地域おこし協力隊の任期は3年ですが、寮や住宅手当が用意されていることも多く、かなり魅力的。
都会暮らしから抜け出したい人、田舎暮らしに憧れている人にとってかなりおすすめの制度です!
興味がある人は、気になる地域で募集がないかチェックしてみてはいかがでしょうか?
「林業はやめとけ」と感じた体験談や感想
ここでは「林業はやめとけ」と感じた体験談や感想を紹介します。
- 大けがや死亡事故に繋がりやすい
- 費用対効果が合わない
- 日焼け・虫刺されが日常茶飯事
- 年々仕事数が減っている
大けがや死亡事故に繋がりやすい
(30代前半|男性)
林業の仕事は、油や泥ですごく汚れます。特にチェンソーでの伐採作業では、山をはい上り伐採をしますので滑ったりして泥まみれになったり、チェンソーオイルが服について汚れたりと大変なのです。また、伐採や集積、木材運搬時に木に挟まったり木が倒れてきて木にあたったりすると大けがをして、最悪は死亡事故になったりする事があります。特に林業の事故は大けがになる事があり実際に事故の現場を見た事もあり、危険な仕事なので林業はやめた方がいいと感じました。
費用対効果が合わない
(40代前半|男性)
「林業をやめた方がいい」ということは、林業に関連する問題があると感じたことを示しています。林業には環境や生物多様性に悪影響を与える問題があり、また資源の枯渇や経済的な問題もあるため、これらの問題に対応するために林業をやめた方が良いと考えられることもあります。もしこのような考えがある場合は、林業の代替産業や再生可能エネルギーなどの環境に優しい活動を検討することが重要です。費用対効果が合わなすぎな部分が大きいですね。
日焼け・虫刺されが日常茶飯事
(50代前半|男性)
森の中での作業が多いため、日焼けやダニ、虫刺されなどが日常茶飯事です。作業中に切り株や斜面で転んで捻挫や骨折することもあり、怪我や事故が気になる人にはお勧めできません。当然、重機操作や大木の伐採作業があり、大怪我と背中合わせの作業も少なくありません。会社で安全管理は徹底していましたが、リスクゼロは有り得ません。若い時は動ける身体も段々と衰えてしまいます。自然が相手の仕事ですので、悪天候時の作業も多く、やはり外での作業が好きでないと勤まらない気がします。リスクの割には給与面で恵まれておらず、林業自体に「やりがい」を感じない方にはやめた方がいいと感じます。
年々仕事数が減っている
(20代前半|男性)
林業は正直年々仕事数が減ってきています、そのため給料も安く生活がギリギリな時が比較的頻繁にあります、自然が大好きで林業という仕事も好きですが仕事である以上最低限の安定した収入は欲しいので仕事が無く収入が減った時には林業はやめた方がいいと感じました、しかし日本に関しては木造住宅が多く神社などの建物も多くあるので木材の需要は無くなる事はないと考えているので林業はやめた方がいいと感じながらも何とか頑張っています。
「林業へ進んでよかった」と感じた体験談や感想
次に、「林業へ進んでよかった」と感じた体験談や感想を紹介します。
- 自然の中で仕事できるので気持ちいい
- 社会や地球に対しての責任感が出てくる
- メタボ・高血圧から解放され、健康的になった
- 質の良い木を出荷できた時にやりがいを感じる
自然の中で仕事できるので気持ちいい
(30代前半|男性)
林業は季節を感じられ休憩時間に自然の中で休憩できるのですごく気持ちよく、一緒に作業をする仲間と自然を満喫できるのは林業に進んでよかったと感じる瞬間です。また、個人の判断能力が業績に直接的につながるので、やればやるほど判断能力も上がり業績も上がっていきやりがいがでてくるところも林業に進んで良かったと感じました。他に、林業の仕事は体力を使いますので、体を鍛える事ができます。若い頃は、体に筋力がつき仕事をしながら鍛えられるのは林業に進んで良かったと思いました。
社会や地球に対しての責任感が出てくる
(40代前半|男性)
林業は重要な産業であり、自然環境やコミュニティーに多大な貢献をもたらします。木材や林業製品の製造・販売などを行う産業です。林業によって生産される木材は、建設、家具製造、パルプ・ペーパー製造などの様々な産業で使用されます。林業はまた、土地を整備し、生物多様性や自然環境の保全に寄与することもできます。林業に従事することで、人々は自分たちが生活する社会や地球に対して責任を持つことができ、また経済的にも成功することができます。
メタボ・高血圧から解放され、健康的になった
(50代前半|男性)
一時期、林業関係に従事していましたが、仕事柄、自然の中で作業をする機会が多く、とても健康的でした。元々キャンプや登山が好きでしたので、趣味の延長上の気分で働けました。職場では、自然を守る意識が高い方が多く、人間関係でのストレスは全くありませんでした。現場では、枝打ちや大木伐採などの肉体労働もありましたが、そこまで重労働ではなく、それまでのメタボや高血圧などといった基礎疾患から解放されました。現場作業が苦にならず、山や森が好きな人には「やりがい」がある魅力的な仕事と強く感じます。
質の良い木を出荷できた時にやりがいを感じる
(20代前半|男性)
私は自然が大好きなので山や木に囲まれながら仕事が出来るので林業に進んで良かったと思っています。林業は農家と似ていて質の良い木を出荷すれば高値で売却出来るのでやりがいがあります。農家も質の良い野菜などを出荷すると売れ行きが良く儲かります。林業の仕事は自然相手なのでもちろん危険が伴いますが、自然の厳しさを学べたり素晴らしさを学べたり出来るので個人的には素晴らしい仕事だと思っています。
林業への就職で失敗しない為に行うべき対策4つ
最後に、林業への就職で失敗しない為に行うべき対策を4つ紹介します。
- 就職相談サービスで林業の就職状況を探る
- 林業への就職に関する相談会へ参加
- 林業へ就職した際の仕事の流れを把握しておく
- SNSや知恵袋で林業をしているユーザーに相談
1.就職相談サービスで林業の就職状況を探る
就職相談サービスを利用すると、林業への就職で後悔するリスクを下げることが可能。
なぜなら、就職予定の会社や事前に知っておくべき情報を教えてくれることがある為です。
おすすめの就職相談サービスは以下の通りです。
サービス名 | 就職Shop | キャリアスタート | キャリアチケットスカウト |
対象者 | 18~30代の方 | 新卒学生 | 就職・再就職を希望される方 |
対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
対応分野 | 就職相談~企業への就職支援 | 就職相談~企業への就職支援 | 個人と企業のマッチングでの就職 |
利用費用 | 無料 | 無料 | 無料 |
公式サイト | 詳細を確認 | 詳細を確認 | 詳細を確認 |
このようなサービスを利用すると、入社前後でのギャップで後悔するリスクを下げることが可能!
多くの方が入社前後のギャップを感じているというデータも出ています。
事前に就職相談サービスなどで相談し、情報収集を行っておくべき!
2.林業への就職に関する相談会へ参加
林業への就職に失敗したくない人は、相談会へ参加するのがおすすめです。
なぜかと言うと、林業の相談会はかなりサポートが充実していて、就活を有利に進められるからです。
林業の説明会や相談会の中でも特に有名なのが「森林(もり)の仕事ガイダンス」。
毎年開催されている説明会で、あらゆる地域の林業の仕事について知ることができます。
この説明会では、林業への就職を希望している人からの相談も随時受け付けています。
就職の悩みや仕事内容について質問したい人にピッタリ。
相談内容別にブースが次のように分かれています。
- 都道府県相談ブース…各地域の求人の特徴について教えてもらえる
- 総合相談ブース…林業の基本的な疑問に答えてくれる
- フォレストワーカー交流ブース…各県のフォレストワーカーが直接相談に乗ってくれる
ぜひ、自分に合ったブースを利用してみてくださいね。
3.林業へ就職した際の仕事の流れを把握しておく
就職で失敗したくないなら、仕事全体の流れを把握しておくことが大事!
理由は、流れを把握することで仕事後のイメージができ「意欲がある」と思われることが多いからです。
林業の大まかな業務の流れは次の通りです。
- 植え付け…地ごしらえをした場所に、苗を植える
- 下刈り…苗木が生育しやすいよう、周囲の雑草などを切り取る
- 除伐…植えた木の生育を防ぐ木や、生長が良くない木を除去する
- 枝打ち…節がなく良い木材を育てる為に、一定の高さまでの枝を除去する
- 間伐…森林の状態を整える為に、密集している木を間引きする
- 主伐…木材用に木を切り倒す
- 造材…切った木の枝を払い、玉切りにする
- 収財、搬出…造材した丸太を、林道端に運ぶ
このような流れを知っておくと「働くイメージがついている」と思って貰えることも多い。
また、林業への就職や転職を考えている人用に実施講習を行っているところもあります。
就業支援講習や他の講習は下記サイトで確認できるので、ぜひチェックしてみてください。
》林業就業支援ナビ
4.SNSや知恵袋で林業をしているユーザーに相談
林業についてより深く知りたいなら、SNSや知恵袋で林業をしているユーザーに相談するのもおすすめです。
なぜなら、SNSや知恵袋などはユーザーの「本音」が聞けることが多いからです。
説明会や相談会、講習はたしかに便利ですが、働いているユーザーの「本音」はあまり聞けない可能性があります。
一方、SNSや知恵袋ならネット上の繋がりなので、より深くリアルな体験談を聞けることも。
リアルな本音を聞けば、企業の裏話なども聞けて就職に失敗しにくくなります。
「林業の中でも、この地域の仕事楽しそうだな」と気付ける可能性もあります。
仲が良くなれば、ネット上でもかなり深いところまで相談することもできるでしょう。
リアルな本音を聞くことで視野が広がり、自分にとって良い選択ができることも多い。
林業への就職に失敗したくない人は特に重要なポイント!
時間があるなら、ぜひSNSや知恵袋で林業のユーザーに相談してみてくださいね。
「林業はやめとけ」でよくある質問集
「林業はやめとけ」でよくある質問をまとめています。
- 林業で年収1000万は可能?
- 林業が向いてる人はどんな人?
- 50歳からの林業は可能?
- 林業だけでは生活できない?
林業で年収1000万は可能?
林業のみで年収1000万円以上稼ぐのは非常に困難と言えます。
ただ、林業を生かして以下のようなビジネスへ展開することで年収1000万円も目指すことが可能。
- 個人事業主として会社経営
- 木材の加工や流通・販売も行う など…
林業+別ビジネスを行って年収1000万を目指しましょう。
ちなみに、林業だけでの最高年収は400万~450万円ほどとなります。
林業が向いてる人はどんな人?
以下のような人が林業へ向いていると言えます。
- 自然の中で仕事することが好き
- 技術やスキルの成長に楽しみを感じられる
- 体力や筋力に自信があり、体を動かすのが好き
- 田舎暮らしに憧れがある人
特に体力や筋力に自信のある人は林業に向いていると言えます。
興味のある人は一度、見学依頼などをしてみてはいかがでしょうか?
50歳からの林業は可能?
体力や筋力に自信があれば、林業は50歳からでも十分可能です。
実際、50~59歳で林業をされている方は全体の約23%も存在します。
さらに、60代以上の割合は約35%近く存在。
50歳からでも林業への就職は十分可能と言えます。
林業だけでは生活できない?
生活自体は林業のみの収入で可能です。
ただし、林業の年収は一般的に見ても低い為、収支管理はしっかり行う必要があります。
「林業はやめとけ」の意見は人によって異なる。
今回は「林業はやめとけ」と言われる理由を紹介しました。
人によっては否定的な意見も聞かれていますが、その人の性格や考え方によって大きく異なります。
最後に「林業はやめとけ」と言われる理由をおさらいしておきましょう。
- 怪我して当たり前な現場で作業
- 超きつい肉体労働なのに安月給
- 人間関係がきつい場合もある
- 林業経営の課題が非常に多い
- 周りの人に感謝されにくい
- 年間30人以上の人が事故で亡くなっている
- 場所によってきつさが全く異なる(天候の影響)
林業へ進んだ後に後悔しないよう、本記事で紹介している対策を行っておきましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!